澤田酒造のこと
知多半島の酒造り
知多半島の酒造りは元禄元年(1696年)。尾張藩の御用商人木下仁右衛門が保命酒と呼ばれる薬用酒を造り、壷に入れて献上したのがはじまりといわれています。
元禄十年ごろから江戸への出荷がはじまり、海運業の発達と共に知多半島は酒の一大産地へと発展してきました。
進化と伝承のDNA
蔵のある常滑は、日本六古窯最古の陶器である常滑焼の産地として知られています。古くから海道の交易で栄え、さまざまな地域からもたらされた新しい文化と伝統文化を融合させて発展を遂げてきた常滑焼は、中世には六古窯で最大の産地となりました。
澤田酒造は幕末の1848年(嘉永元年)に創業。明治時代には豊醸組醸造試験場を設置して現在酒母造りの主流である「速醸」の礎となる乳酸添加による酒母造りの開発に成功。酒造りの品質向上に大きく貢献しました。以来、古より職人が集うこのまちで、澤田酒造は進化と伝承を旨に日常生活に寄り添う酒造りを追求しています。
経営理念
Our Management Philosophy
「働き手良し、売り手良し、買い手良し、
世間良し、自然良し」という「五方良し」の経営
私たちの使命
Our Mission & Mission Statement
五方を醸し続ける。酒蔵へ。
私たちは、素直、親切、謙虚、感謝、丁寧という五礼を旨とする五方の醸し手として、相手に良い影響を与えられるよう尽心尽力し、人としての成長を続けます。
一、働き手を醸せ | 仲間の多様性を受け入れ、何事に対しても情熱を持ち、何人に対しても責任感を持った志事をします。 |
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二、売り手を醸せ | 醸造・発酵・販売の知識と技術を研鑽し、常に可能思考で、お取引先はもちろん、自社の適正利益を追求します。 |
三、買い手を醸せ | 常に心を込めて最高の酒質を追求し、生活者の感情に寄り添うことができる美味しさで、人と人との心を繋ぎ続けます。 |
四、世間を醸せ | 知多半島に根ざした醸造・発酵文化の進化伝承を通じて、地域の人々と協働し、人々が誇れるまちづくりに貢献します。 |
五、自然を醸せ | 人は自然に生かされているという摂理を自戒し、人と人、人と自然がいきいきと協和できる豊かな未来のあり方を常に探索し、次代へ継承していきます。 |
白老という名前の由来
「白老」という名前の由来は、初代の澤田儀平冶が「よりよい原料を丁寧に扱い、米を白くなるまで磨く」という「美しさ」の意味を込めた「白」と、「延命長寿と老成した技」という意味を込めた「老」を重ねたところから命名されたと言い伝えられています。この名前に恥じない丁寧な酒づくりを、これまでも、これからも続けていきます。
澤田酒造の歴史
嘉永元年(1848年) | 初代 澤田儀平冶が水質に恵まれたこの地に酒造業を興し、船で名古屋、静岡、東京まで販路を拡げた。 |
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明治初期 | 知多酒が最も多く造られ、灘とほぼ肩をならべる。 |
明治後期 | 三代目 儀平冶は江田鎌治郎技師を招き、酒の腐造を防ぐ画期的酛(もと)づくり法を開発する。 |
昭和26年(1951年) | 清酒白老が第1回愛知県酒造品評会で第1位の栄光に輝く。 |
昭和28年(1953年) | 「よりよい清酒、お客様に愛される酒質」をモットーに、澤田酒造株式会社に組織変更する。 |
昭和44年(1969年) | 全国に先駆けて生の酒「蔵人だけしか飲めぬ酒」を発売する。 |
昭和57年(1982年) | 独立行政法人 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞(旧:国税庁醸造試験所 全国新酒鑑評会) |
昭和62年(1987年) | 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞 |
平成元年(1989年) | 五代目 酒蔵開放を始める。 |
平成5年(1993年) | 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞 |
平成10年(1998年) | 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞 |
平成17年(2005年) | 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞 |
平成19年(2007年) | 知多の梅 佐布里梅を使用した梅酒「白老梅」を発売する。 |
平成20年(2008年) | 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞 |
平成21年(2009年) | 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞 |
平成26年(2014年) | 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞 |
平成27年(2015年) | 六代目 経営理念 五方良し「働き手良し、売り手良し、買い手良し、世間良し、自然良し」を定める。 |
平成30年(2018年) | 酒類総合研究所 全国新酒鑑評会 『金賞』受賞 |
会社概要
社名 | 澤田酒造株式会社 |
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役員 | 代表取締役 澤田薫 取締役 澤田英敏 |
所在地 | 〒479-0818 愛知県常滑市古場町4丁目10番地 |
創業 | 江戸嘉永元年(1848年) |
設立 | 昭和28年(1953年) |
アクセス
〒479-0818 愛知県常滑市古場町4丁目10番地
TEL:0569-35-4003
<本社営業時間>
9:00~17:00(土・日・祝・年末年始休み)
<直売所営業時間>
10:00~16:30(日・祝・年末年始休み)
※予告なく変更させていただく場合があります。詳しくはお問い合わせください。
<お車で>
県道252号(常滑街道)を南へくだり、熊野町1丁目交差点を通過して1分ほど走り右手にあります。駐車場は2台分ほどあります。
<バスで>
常滑市コミュニティバス「グルーン」古場バス停降りてすぐ
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