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「呑み切り」とは、酒蔵にとって夏に行う大事な行事です。
冬に造られて貯蔵されているお酒の品質を、タンク一本ずつ確かめていく品質検査のことをいいます。
タンクの栓を「呑口」と言いますが、呑口を切って貯蔵中の原酒を抜き出すことから「呑み切り」と呼ばれます。

 

熟成の状態をチェックし、どんなお酒に育っているか把握します。すべてのお酒を吟味し、今後の出荷計画のベースにするため、とても重要な行事なのです。

 

 

すべてのお酒を準備し机の上に並べます。

 

呑み切りには蛇の目のぐい呑みを使用します。
蛇の目の白い部分でお酒の色味を確認し、青い部分で透明度をチェックします。

 

緊張感もありながら、一つひとつの個性をどのように世の中に出していくか、とても楽しみな時間でもあります。