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下り酒と木桶
〜知多の醸造文化を未来へつなぐ2日間〜

 

下り酒と木桶。
知多の酒造りを支えてきた、ふたつの視点です。
澤田酒造創業180年の節目に、
それぞれをひも解く2日間を開催します。

 

<1日目>
酒蔵講演会&交流会(食事会)
5月30日(土)14:00スタート

灘・知多の蔵元とフランス人研究者という豪華な顔ぶれによる「下り酒(江戸の市場で爆発的な人気を誇った上方の酒)」をテーマにした講演会とパネルディスカッション。終了後はミシュランガイド東海版に掲載された日本料理の人気店一灯長田氏の協力による地域の食材とお酒を楽しむ食事交流会。

 

<2日目>
東海木桶祭
5月31日(日)10:00〜15:30

東海地方に今も残る木桶による醸造文化を、体感する一日です。
木桶職人による木甑の修繕作業の特別公開やタガはめの体験、この日限り?の木桶調味料コラボ飯や酒の試飲(有料)をご用意しています。
木桶職人&蔵人によるトークセッションも!
普段は触れることのない職人技を、間近で感じていただけます。

 

 


◯第1日目(5月30日 土曜日)

 

酒蔵講演会&交流会(食事会
開催日時:
5月30日(土)14:00〜19:00頃まで

 

「伊丹、灘、知多、フランスナントの事例から下り酒を考える」
〜かつて競い合った灘と知多、そしてフランスが交わる特別講演会〜
(どんな化学変化が生まれるのでしょうか?)

 

かつて江戸の市場で爆発的な人気を誇った「下り酒」。
その中心にいたのが灘の酒でした。
そこに割って入ったのが、知多の酒。
輸送の優位性と尾張藩の後押しを受け、一時は江戸市場の三割を占めるまでに成長します。

いわば、灘に挑んだ知多の酒。

時代の変化とともに、知多は酒の生産地としての存在感を失っていきます。
しかし、そこで培われた醸造技術は、日本酒の品質向上に大きく寄与することになります。

今回、灘と知多の蔵元が同じ場に集います。

かつて江戸の市場でしのぎを削った生産地が顔を揃えるこの機会。どんな話が交わされるのでしょうか。

さらに今回は、フランス人研究者ボーメール・ニコラ氏も登壇。
ワインの銘醸地フランス・ナントの事例を手がかりに、産地がどのように評価され、衰退し、再び価値を見出していくのかを読み解きます。

海運によって発展した酒とワインの産地。
その共通点を手がかりに、知多の酒のこれからを考えるきっかけとなります。

講演とパネルディスカッションの二部構成でお届けします。

 

1日目プログラム

開場 13時30分
開会 14時
第一部 講演(14時10分〜15時20分)
本講演会では、灘・知多の蔵元とフランス人研究者が一堂に会し、下り酒を多角的に読み解きます。

1.澤田研一
  (澤田酒造株式会社 会長)

  「知多に伝わる”下り酒”の歴史と現在」
2.白樫政孝氏
  (剣菱酒造株式会社代表取締役社長) 

  「伊丹、灘の”下り酒”とその精神」
3.ボーメール・ニコラ氏
  (獨協大学教授 地理学博士)

  「フランス人から見た”下り酒”
  〜ナントの事例から下り酒を考える〜」


第二部 パネルディスカッション(15時40分〜16時40分)
テーマ:
「下り酒から読み解く日本酒のこれから」

<パネリスト>
ボーメール・ニコラ氏
(獨協大学教授 地理学博士)

白樫政孝氏
(剣菱酒造株式会社代表取締役社長)

澤田研一
(澤田酒造株式会社 会長)

<ファシリテーター>
赤崎真紀子氏(カーネル総研)

 

お食事交流会(17時〜)
講演後は登壇者や参加者同士で交流できる食事会を開催します。料理は、ミシュランガイド東海版掲載、「食べログ 日本料理 EAST 百名店 2025」に選出された日本料理 一灯 店主・長田勇久氏の協力のもと地域の食材とお酒を味わう体験をお楽しみいただけます。 


<料理協力>
日本料理 一灯 店主 長田勇久氏
2019年東海地区ミシュランガイド掲載
食べログ 日本料理 EAST 百名店 2025選出
ヤマサちくわ株式会社
 代表取締役社長 佐藤元英氏

<酒造り唄>
山﨑小夜子氏

<お酒>
白老(数種類)
剣菱
白ワイン(ミュスカデ:フランスロワール地方のナント地区で造られる辛口白ワイン)

 

日本料理 一灯 店主 長田勇久氏
大学卒業後、東京の料亭つきぢ田村での修業を経て、日本料理小伴天に入社。現在代表取締役社長。日本料理一灯店主。
地元食材にこだわった料理店を経営する傍ら、各地で料理の講師や、大学などで地域食文化を伝える活動を行っている。
2018年地産地消優良活動において農林水産大臣賞受賞。
2022年第6回食育活動表彰において農林水産大臣賞受賞。
小伴天と一灯ともにミシュランガイド東海版に掲載。
全日本・食学会副理事長 南三河食文化研究会副理事長
和食文化国民会議幹事 あいち在来種保存会顧問

 

 

 

 

 

 
◯第2日目(5月31日 日曜日)
 
東海木桶祭
〜木桶職人の仕事を、見て、触れて、味わう一日〜
開催日時:5月31日(日)10:00〜15:30

 

木桶や木甑といった道具は、使い続けなければ残りません。
使い手がいなくなれば、職人の技術もまた失われていきます。

澤田酒造では、このたび20年ぶりに木甑のタガの付け替えを行います。
木の甑は適度に水分を吸収し、米を理想的な状態に蒸し上げてくれる道具。
手間はかかりますが、それでも使い続ける理由があるのです。

また、木桶による醸造は金属タンクとは異なり、
木に住み着いた微生物の働きによって、ゆっくりと発酵が進みます。
その積み重ねが、味わいの奥行きや食の多様性を生み出してきました。

世界から注目されている日本の食文化も、
こうした“時間をかけてつくる”思想に支えられています。

だからこそ、
木桶や木甑を使い続けることには大きな意味があります。

……ちょっと大げさに言うと、日本の食を支えているとも言えるかもしれません。

 

2日目の見どころは・・
・木桶職人によるタガ編み・タガはめの実演
・実際に参加できるタガ付け替え体験
・この日限り?の木桶調味料コラボ飯や日本酒の試飲(有料)
・木桶職人と東海地方の醸造蔵によるトークセッション

 

2日目プログラム

開場 9時45分
開会 10時(15時30分終了)

<有料試飲会>

 10時〜15時30分

 

<木桶職人のデモンストレーション>
〜タイムテーブル〜
10時〜10時30分:タガ編みライヴ1
 (木桶職人の作業を間近で見ながら話を聞けます)

10時30分~11時:タガ芯巻き体験1
 (来場者が木桶作りに参加できる貴重なプログラム)

11時〜11時30分:タガ付け替えライヴ1
 (来場者が木桶作りに参加できる貴重なプログラム)

12時30分〜13時:タガ編みライヴ2
 (木桶職人の作業を間近で見ながら話を聞けます)

13時~13時30分:タガ芯巻き体験2
 (来場者が木桶作りに参加できる貴重なプログラム)

13時30分〜14時:タガ付け替えライヴ2
 (来場者が木桶作りに参加できる貴重なプログラム)

 

<トークセッション>
〜タイムテーブル〜
11時30分〜12時30分
セッション1:「職人&蔵人が語る木桶の魅力」
登壇者
澤田英敏氏(澤田酒造株式会社 副社長)
・坂口直人氏(木桶職人 棟梁)
・蜷川洋一氏(日東醸造株式会社 代表取締役社長)
・中川安憲氏(合名会社中定商店 代表社員) 
コーディネーター
・吉田さき子氏(Stay Aichi 共同代表)

14時〜15時
セッション2:「どうつなぐ?“蔵の味”」
登壇者
・澤田薫氏(澤田酒造株式会社 6代目蔵元)
・山川華奈子氏(山川醸造株式会社 4代目(予定))
・伊藤志乃氏(株式会社トーエー 代表取締役)
コーディネーター
・吉田さき子氏(Stay Aichi 共同代表)

 

 

 

 

参加費
※チケット代の一部はタガの修繕費に充当されます

 

A:1日目(5月30日)酒蔵講演会&交流会 
食事お酒代込み
18,000円 (90人限定)

 

B:2日目(5月31日)東海木桶祭
入場券
2,500円(前売りはお土産付き)

 

C:2日目(5月31日)東海木桶祭 試飲チケット10枚付き
入場券+試飲チケット10枚
3,500円(前売りはお土産付き) 

 

D:2日間通し券
1日目の参加費+2日目の入場券
20,500円(お土産、試飲チケット5枚付き)

 

※試飲チケットは当日会場でもお買い求めいただけます

31日(日)のお土産は木甑の端材を活用したバッジまたはお酒ミニボトル(180ml)

 

 

 

 

販売エリア ※2日目(5/31のみ)

・MIKURA酢:三重県御浜町(食酢)
・山川醸造:岐阜県岐阜市(たまり醤油)
・東海醸造:三重県鈴鹿市(味噌・たまり)
・日東醸造:愛知県碧南市(しろたまり)
・カクキュー八丁味噌:愛知県岡崎市(八丁味噌)
・中定商店:愛知県武豊町:(豆味噌・たまり醤油)
・門之園知子(木桶クラフト)
・侍箸 近竹翔(竹細工)

 

 

飲食ブース ※2日目(5/31のみ)

<中庭>
 ・大磯屋(やきそば)
 ・ハモンテンパク(生ハム)
 ・三重県醤油味噌工業協同組合(伊勢うどん)
<キッチンカー>
 ・ヤマサちくわ(ちくわ)
 ・スピシュリー(カレー)
 ・たこやきeeyan(たこやき)
<お酒チケット制試飲・販売>
・澤田酒造(日本酒)※お酒販売は5/30も行います

 

 

 

会場(澤田酒造)への送迎につきまして

※お酒がでますので公共交通機関または以下の送迎バス(常滑駅ロータリー発着)をご利用ください

5/30(土)
12時から14時までの間
 常滑駅→澤田酒造

19時から20時までの間
 澤田酒造→常滑駅

5/31(日)
9時~16時

両日ともマイクロバス1台で常滑駅と澤田酒造の間をピストン運行となります。定員が限られますので公共交通機関もご利用ください。

 

 

<常滑市コミュニティバスグルーン時刻表>

常滑市のコミュニティバスグルーンも無料でご利用いただけます。
知多武豊駅の発着便があるので半田・武豊方面の方にも便利です!

※29人乗りで、満席の場合はご乗車になれませんのでご了承ください。

 

常滑駅▷古場▷知多武豊・上野間

知多武豊・上野間▷古場▷常滑駅

当蔵は「古場」停留所の目の前です。

 

 


開催のイメージはこんな感じです

過去に実施したイベントの中で今回ありたい姿に近いものです。
どんな雰囲気になるかわかりにくいかもと思い、イメージをお伝えします。
ゼロから準備しているイベントではありますが、こんな雰囲気にしたいです。

 

お食事交流会のイメージ

 

 

 

 

パネルディスカッションやトークライブのイメージ

 

 

 


●会場内全面禁煙。
●イベント内容は、都合により変更させていただくこと があります。あらかじめご了承ください。 
●飲酒運転は絶対にやめましょう

 

 

 

木桶職人復活プロジェクト

2012年、小豆島のヤマロク醤油から始まった取り組み。
子や孫の世代へ木桶仕込みの味わいをつなぐため、木桶仕込み醤油を国内流通1%から2%、そして世界へ広げることを目指しています。
製造メーカー、流通、職人など業種を超えて連携し、木桶の需要を増やすことで担い手を増やす循環を構築。さらに、木桶づくりの技術をひらき共有することで、新たな職人の育成にも取り組んでいます。
現在では、大工や建具職人、樽職人、蔵元など多様な職人が関わり、業界や世代を超えた技術交流が進んでいます。
その技術は木桶製作にとどまらず、木桶の修理やリメイク、甑の修理・製作など、全国各地の蔵を巡りながら現場に携わっています。

・坂口 直人(坂口工務店/小豆島)
 木桶職人棟梁・大工
・伊藤 大輔(木造工舎/福島)
 木桶職人・大工
・岡 主弘(岡木工所/小豆島)
 木桶職人・建具職人
・中野 勝(剣菱酒造/神戸)
 樽・木桶職人/酒造道具の製作・修理