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海底でお酒を熟成させるとどんな感じになるのでしょう?

常滑でお米とお酒の販売を行う「井上屋」さんが、伊勢湾でお米と日本酒の海底熟成に挑戦。
昨年(2023年)11月、常滑沖の水深7mの海底に地元の潜水士の協力のもとお米と日本酒を沈めました。

半年海底で熟成後、2024年5月に引き上げ。
伊勢湾竜宮熟成酒「たまてばこ」と銘打って販売が開始されました。

木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川と言われる大河川が流れ込む伊勢湾は、栄養豊富な漁場として知られています。
また湾最奥部には日本最大級の港湾「名古屋港」があり古くから海運の要衝、2005年には常滑沖に中部国際空港が開港し、産業も活発な水域です。

海底熟成に選ばれたお酒は「純米 白老」。


地元産の酒米「若水」を100%使用した、白老らしいしっかりボディの酸が効いた濃醇な純米酒です。

わずか半年ですがどんな熟成をしているのか、私たちも興味津々。
さっそく試してみました。

ボトルにフジツボがついています(笑)


手を切らないように注意ください。

ボトルについた海の香りが懐かしい感じです。
塩味があるわけではないですが、海の香りもあって味わいにもミネラルを感じます。
一番大きな変化は酸味でしょうか。
かなり穏やかになっていますね。
そしてあれ?奥行きがありながら後味がすっと切れる感じ。

 

 

常滑沖の海上空港「中部国際空港」は2005年の開港。
まもなく20周年を迎えます。
これは良いお土産にもなりそうな気が…

お買い求めは井上屋さんでどうぞ

 

常滑在住の藍染め職人ナミホさんの手による藍染の桐箱に入り、さらに藍染の風呂敷と手ぬぐいに包まれた素敵な「たまてばこ」です。限定100本だそうです。

通常の「純米 白老」との飲み比べもぜひ!