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寒中お見舞い申し上げます。旧年中は、沢山のお客様にご愛顧頂きまして誠にありがとうございました。2019年は、元号も変わり、時代がまさに変化します。澤田酒造は、嘉永、安政、万延、文久、元治、慶応、明治、大正、昭和、平成の10の元号を経ることになります。知多半島で酒蔵が隆盛を極めた時代から比べると、今や絶滅危惧的な存在です。澤田一党も明治期には古場近辺だけで8蔵の酒蔵を営んでいました。しかし、現在残るのは弊社のみ。なぜ弊社だけが残ったのか?それはうちが大金持ちだったわけでも、商才に長けていたからでもありません。ただ、ただ、酒造りに情熱を注ぐ蔵主がいたからに他ならないのです。私は、先代が続けてきたこの酒蔵を後世に残したいと心から思っています。その為にこれから何をしなければならないのか。今まさに試されているのだと気を引き締め、今年も「より良い酒質・愛される酒質」を目指し、お客様の喜びと幸せを願って仕事をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
30年続けてきた酒蔵開放ですが、今年から一部の試飲を有料とさせていただきます。継続できるイベント運営の為にご理解を頂けますと幸いです。年明けも新酒の発売が続きます。好評の「蔵人だけしか飲めぬ酒」、活性にごり酒の「あばれ酵母」、純米吟醸の「今朝しぼり企画」などぜひお試しください。
なお、本年も親しくさせていただいております、名古屋の豆福さんのDM等で酒蔵開放をご紹介いただいておりますので、本誌にもご案内を同封させていただいております。併せてご覧くださいませ。

澤田 薫

県道沿いの看板を新調しました。