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 こまの作製

 「こま」というのは、釜から上がった蒸気を均一に桶全体に回らせるための、木製の一種の帽子みたいなものです。毎日強い蒸気にさらされるため、耐久性のある欅(けやき)を使います。八角形に加工した木に8本の溝を掘り、その溝を伝わって高熱の蒸気が八方に噴出するようにしてあります。この上に竹でできたサナを置き、さらに麻布をしいて米を置いて蒸すのですが、まず消毒も兼ねて空のまま試しに蒸してみます。

 ためしに蒸したところが釜と甑の隙間から蒸気がもれています。空のままなので、重量がなくて押さえつけられないためもあるのですが、どうも「こま」の溝が狭すぎるようです。もう一度大工さんの手をわずらわせて溝を3ミリメートル広げてもらいました。(大きくしすぎて蒸気が遠くまで届かなくなるとこれも困ります)

           

 11月14日、今日がいよいよ使い始め。しっかり作っていただいた「甑」だけにとてもいい蒸米が仕上がりました。「酒造りは 蒸しから」といわれ、米の外側を硬く、内側をやわらかく蒸すことがとても重要です。今年は寒さも早く来てくれました。皆様に満足していただけるよう、一層酒造り頑張りたいと思います。

           

                             平成14年11月15日  

 

 


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