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2.原木の選定 6月13日

甑は、酒造りのシーズン中は毎日蒸されるという過酷な状況におかれ、シーズンが終わると乾燥してしまうという厳しい使い方をされます。これらに耐える耐久性があって狂いがなく、しかも酒米ににおいをつけない杉か椹が用いられます。

 普通の桶の側板は、木巾が楽に取れる板目*1ですが、狂いが来ず耐久性のある柾目*2で板を取ります。また、木材の外周辺部の白い部分は白太といって柔らかく腐りやすいので取り除きます。そのため、ある程度の以上の巾を取れる木は、必然的にかなりの大径木となります。古い木は耐久性もあるため、最低百年以上の樹齢のもの(本当は欲を言えば2〜3百年以上のものが望ましい)ということになります。

最近は良質の大木が手に入りにくくなっているので、豊橋まで足を伸ばしました。愛知県の北東部、北設楽地方はかつて振草村と呼ばれてここの杉は良質で硬いことで知られています。

前回はいろいろ山に当たって探しに探し、最後にお世話になったのが「豊橋原木センター」さんだったのですが、今回はそこにまっすぐ直行しました。

早速見せて頂いたところ、樹齢350年というすばらしい杉がありましたが、残念ながら予算がまったく合わず断念しました。さすがの豊橋原木センターさんにもそれほど選択できる余地はなく、二番目の直径90cm樹齢120年ほどの杉に決定しました。


この木に決めました

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