毎年7月1日は日本酒の元日。私達、醸造業界(みりん、焼酎乙類など)は7月1日をスタートとし翌年の6月30日までを一年と考え、酒造年度として区切ります。白老の瓶にも「○○BY」と書いてありますがこれはブリュワリー・イヤーのことで、例えば今年2020年2月に完成したお酒でも2020年7月を越えていないので2019BYと表記されます。紛らわしいですね…。毎年7月1日には、白老ではなく今年の私的テーマをたてて、TwitterやInstagramに表明することにしております。今年のテーマは『ごきげんでほっこりな○○造り』になりました。○○の中は何でも可。酒造りでも環境でも人間関係でも、すべてのことは自分にとってごきげんでほっこりをつくって行こうというもの。

あがいても、ころんでも、一か月先すら予測がつかなく、過去のことすら、意味をなくしそうな状況でいくら考えをぐるぐる100周させても答えは闇の中。ここまでくれば人間万事塞翁が馬、ぼんやり抽象的な方が自分にとって疲れることがない目標をたてました。

やるべきことは決まっています。私の好きな日本のバンドGAUZEの曲【歯を食い縛れ】の一節にこんな歌詞があります。

『褒められなきゃ駄目で、威張ってなきゃ駄目で、他人の目を気にせず誰かを守り生きてみろ』この歌詞が染みる…。2020醸造年度、面を洗って出直します。

澤田英敏/兵庫県姫路市出身。ヘヴィメタルとパンクロックをこよなく愛する婿です。