長らく使ってきた「小ごしき」、酒造米を蒸すために使う木製の樽です。
断熱性の高い、しかも蒸し後、余分な水分を吸収してくれる「木」を使った甑は
とても良い道具ですが、毎日使うごとに釜の上から移動して干したり、シーズンオフにはメンテナンスをしっかりしないと湿気たりカビが生える恐れがあって、とても気を遣わなければなりません。しかし、ちゃんと扱えば大変長持ちする道具です。
今まで使ってきた小ごしきは木曽のサワラ(椹)のたぶん樹齢三百年以上の良材で作られていましたが、さすがに高温で蒸す、という過激な作業の連続で限界を迎えました。
今回はさらに古い甑を、蔵からひっぱり出してきて上芝さんに再生して頂きましたが、いやはや物持ちのよさには我ながら感心いたします。
今シーズンの酒造り、よい蒸米が仕上がることを期待しています。